地元ライター発信!壱岐旅ブログ
カメラがとらえた壱岐の素顔
〜9人の写真家が切り取った島の日常~後編
壱岐島の魅力は、観光スポット?グルメ?海?
それらだけじゃない。もっと奥深くて、何気ない場所や瞬間にこそ、この島の“素顔”が宿っていて、魅力にあふれているのではないでしょうか…
今回の島旅ブログでは、壱岐島で活動する9人のカメラマンをご紹介します。
彼らの視点で切り取られた風景には、観光パンフレットには載っていない、日常のきらめきや静かな時間、そして島に生きる人々や動物たちの姿が映し出されています。
カメラマンの視点から見る壱岐は、観光客にとって「新たな気づき」や「旅のきっかけ」となり、地域の人々には「自分たちの島の再発見」を促してくれると思います。
今回紹介する写真は、見慣れた風景を新しいまなざしで見つめ直すきっかけになることでしょう。
掲載日:2025年06月06日
ライター:壱岐旅編集部
242 VIEWS
プロローグ
同じ道を歩いて、同じ風景を見ているはずなのに、レンズを通すとそれはまるで違う世界になる。
ある人の写真には、静かな朝の光が宿っていて、
またある人の写真には、風の気配や季節のうつろいが映っている。
彼らは、ただ風景を撮っているのではなく、そこに流れる時間や、感じた感情、心に残った一瞬を写しているのだ。
―写真を通して、私たちはその人の世界に触れる―
見慣れたはずの島の景色が、なぜか初めて見るもののように感じられるのは、その一枚に“誰かの想い”が宿っているからかもしれない。
後編では、3人のカメラマンをご紹介。
それぞれがどんな想いでシャッターを切り、どんな瞬間に“壱岐らしさ”を感じているのか、
写真とともに、島を愛するカメラマンたちの言葉にもぜひ耳を傾けてみてほしい。
📸中村由布さん
福岡県出身。デザイナー、フォトグラファーとして活動中。
旅先と島の暮らしを対比するように、写真と言葉で日々を記録しています。SNSでの発信やのほか、ZINEやカレンダーの制作も手がけています。
📸川谷世奈さん
23歳 カメラマン/映像クリエイター/ドローンパイロット
長崎県壱岐市・鯨伏小学校出身。東京農業大学では農業経済を学ぶ傍ら、写真部に所属し、写真の基礎から実践までを学ぶ。在学中からMV(ミュージックビデオ)の撮影やウェディングカメラマンとして活動し、現場経験を重ねる。
大学卒業後、壱岐に帰り、現在は島で農業に取り組みながら、映像制作や写真撮影、ドローン空撮なども行っている。
📸目良浩之さん
動画クリエイター ・フォトグラファー
1993年 壱岐市郷ノ浦生まれ。
理学療法士としてのキャリアをスタートさせた後、バックパッカーとして世界を旅する中で写真への情熱を見出しカメラマンへと転身。2020年よりフリーランスとして活動を開始し企業・観光PR動画の制作、ウエディング、クルーズ船専属カメラマンなど多岐にわたる分野で活動。クルーズカメラマンとしても2024年に世界一周を行う。
エピローグ
今回紹介した3人のカメラマンたちのまなざしを通して見えてきた、壱岐という島の豊かさと奥行き。
風景の中に宿る感情や日常の中にある特別な一瞬は、そのすべてが写真という形で、私たちに壱岐の魅力を語ってくれる。
1枚の写真が、旅のきっかけになるかもしれない。
あるいは、見慣れた風景を“宝物”に変えてくれるかもしれない。
カメラマンたちが写した壱岐の姿は、きっと、あなた自身の壱岐の記憶と重なり、
まだ見ぬ景色への扉をそっと開いてくれるはず。