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壱岐本島からフェリーで移動。“大島、長島、原島”で島時間を体験した話。

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「三島」に行ったことはあるだろうか。
郷ノ浦町には、大島・長島・原島の3つの有人島がある。この島々を総称して三島という。

壱岐本島からフェリーで行くことができるこの三島の景色を写真に収める為、私は趣味であるカメラを持って船に乗った。

島に入った私は、時折カメラを構えるのも忘れてしまうほど、その場に流れる緩やかな島時間に没入していた。

癒された。
ただただ癒された。

そんな壱岐の二次離島“三島”の長閑な魅力を、ぼーっとしながらも、気まぐれになんとかシャッターを切った写真たちでお送りしよう。

フェリーみしまに乗船!

九州郵船(博多〜郷ノ浦)の郷ノ浦港から歩いて約5分ほどの場所に位置するフェリーみしま発着所。駐車場も数台分整備されている。

目的地である島々には、三島を巡回している市営船「フェリーみしま」で行くことができる。フェリーには今回私が乗った郷ノ浦港、もしくは渡良浦港から乗り降りができる。

1日に4便しか出ていないため、それぞれの島にどの便で向かい、どの便で帰ってくるのかしっかりと確認して往復券を購入しよう。

ちなみに長島と大島間は橋がかかっているため、フェリーに乗らずとも移動が可能だ。
こちらの航路は自転車も乗せることができるそうだが、生活路線として物資輸送の意味合いが大きいので、乗せる場合は必ず事前に問い合わせをし、迷惑にならないように気を付けよう。

ある日の筆者の動き(参考)
■8時20分 郷ノ浦発
 ↓
■8時46分 原島着
 ↓
■11時26分 原島発
 ↓
■11時37分 長島着
 ↓橋を渡って移動
■16時00分 大島発
 ↓
■16時50分 郷ノ浦着

島内には飲食店や商店などはないため、お昼を持参するのが必須だ。当たり前だがゴミは持ち帰るのが鉄則。自動販売機はある為、飲み物は購入できるが、多めに持参するのが安心だ。

三島地図(原島、長島、大島)

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

三島で1番小さな原島に到着

島に到着し、まず目に飛び込んできたのは、形のかわいらしい待合所だった。中には島の情報やトイレなどがあり、フェリーを待ちながらの一休みにはぴったりな印象。

散策をスタートすると早速、島の端っこから海の向こうに大島と長島を見つけた。待合所に飾られる絵の通り、きれいな海である。

島内はのんびりと穏やかな時間が流れており、フェリーでわずか約25分の移動にも関わらず、不思議ととても遠いところまで旅に来たような気持ちになった。

それくらい、日常生活で頭に入ってくる様々な事柄を忘れ、この島に流れる心地よい時間にただ身を任せていたのだと思う。

カメラを構えることさえも忘れ、道に生えるたくさんの草花から甘い香りを放つ犯人を探してみたり、ぴょんぴょんと横を歩くバッタに歩幅を合わせてみたり。
そんなことをしていたら、その先に広がっている青い海に気付いて、もうここまで歩いてきたのかと驚いたりしていた。

そんなふうに原島時間を満喫しながらも、原島神社、その隣の天満神社、そして山之神神社に参拝をし、この地に来られたことへの感謝を伝え、約2時間半ほどの原島散策を終えた。

牛がのんびりと暮らす長島に上陸

原島を後にし、フェリーで長島にやってきた。
早速港のすぐ近くの長島神社に参拝をして、散策をスタートする。

港から離れ島の南側に移動すると、牛たちが放牧されていた。
数m行ったら海に落ちてしまうような場所でも、慣れているのか穏やかな表情で過ごしている牛たちに驚いた。

大島へ向かうため珊瑚大橋へと向かうと、海の色が変わってきたことに気付き、思い出したようにカメラを手に取った。
なぜこんなにも色が変わるのか不思議に思いネットで検索したが、どうやら海の深さと底の色、プランクトンの量など様々な要因が挙げられるらしい。

橋から眺めた海の色は、ターコイズブルーとエメラルドグリーンを混ぜたようななんとも言えない鮮やかさだった。この記事を読んでいるあなたがこの海の色を見た時、いったい何色と表現するだろうか。

そして、珊瑚大橋から北に足を進めると見えてくるものがある。

大島には、かつての戦争の記憶がいくつか形で残っており、その一つがこの砲台跡だ。
この砲台が使われたことはなかったそうだが、この設備が必要とされていた時間が、確実にここにあったことを痛感する。

大島神社と大島海水浴場がある島の東側へ移動

島の東側まで移動すると、港の近くに大島神社の鳥居が見えてきたので、階段を登り参拝する。

そして神社から北東に進むと、海水浴場にたどり着く。夏場は海水浴も楽しめそうだ。
コバルトグリーンの鮮やかなビーチが、眩しいくらいに輝いている。

三島を巡り感じたこと

「五感が研ぎ澄まされる」

三島を巡った時間を思い返すと、そんな言葉が頭に浮かぶ。
機械的な音がなく、僅かに聞こえる虫の声や波の音に頭の中はデトックスされ、まさに無になっていたと思う。
そうして空っぽになった頭に入ってくるのは、ネットやテレビから発信されるどこかの誰かの多すぎる情報ではなく、目の前にある自然の産物や、人々の暮らし、歴史。
そんな目の前の現実を、デトックスされた私の脳は一つ一つ五感で拾えていたのだと思う。あれから時間が経った今でも、景色だけじゃなく音や匂いも全て鮮明に思い出すことができるのだから。

癒された。とても癒された。

いつかあなたも、癒しの島時間を体感しに、三島巡りをしてみるのはいかがだろうか。

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