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壱岐の春の楽しみ方、見つけました。—春の市レポート—

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壱岐の春を彩る「春の市」へようこそ👟🌼

壱岐島に春の訪れを告げる「春の市」が、今年も島内5ヵ所で順番に開催されています。
毎年4月の第3日曜日から始まるこの春の風物詩は、商店や露店が軒を連ね、島民も観光客も一緒に賑わう恒例のイベントです。

中でも最大の規模を誇る「郷ノ浦八日市」は、なんと300年以上の歴史があります。市役所付近の道路は歩行者天国となり、まるでお祭りのような一日になります。
もともと春の市は、旧暦4月8日に農繁期前の準備として始まりました。海の幸と山の幸を物々交換する、島民の知恵と絆が詰まった市だったそうです。近年では5月の「母の日」にあわせて開催されることもあり、赤いカーネーションを手にする人の姿も見られます。

4月20日に開催された「瀬戸市」には残念ながら行けませんでしたが、今回4月26日に開催された「かつもと春のいち」と27日に開催された「芦辺市」へ行ってきました!

行きそびれた瀬戸市…

今年の「春の市」は、4月20日(日)に瀬戸西町公民館付近で開催された瀬戸市からスタートしました。
朝9時から13時までの短い時間でしたが、地元の方々を中心に、多くの人でにぎわったそうです。

瀬戸市は、毎年アットホームな雰囲気の中で、新鮮な農産物や加工品、手作り雑貨などが並び、地域の人たちがふれあう貴重な場となっています。
のんびりとした時間が流れるこの市は、特にご年配の方々にとっての交流の場であると同時に、移住者の多いこの町ならではの「移住者と地元の方々がつながる機会」にもなっているそうです。顔を合わせて会話を交わすことで、地域への安心感やつながりが育まれていく—— そんな風景が自然に生まれているのが、瀬戸市の魅力なのかもしれません。

今回はタイミングが合わず伺うことができませんでしたが、来年こそは足を運んで、その雰囲気を味わってみたいと思います。
 

かつもと春のいち

4月26日、勝本朝市付近で開催された「かつもと春の市」。どーんと看板が掲げられ、非日常を感じ、ワクワクします。

入り口では、勝本の朝市でも人気のアジの干物定食が売られていて、炭火でじっくりと焼かれる香ばしい香りがふわり。思わずその香りに引き寄せられ、あとで必ず買おうと心に決めながら、まずは市の中を見て回ることにしました。

朝市の中に入ると、工房アオトミドリのブースがあり、今回はカラーサンドアート体験ができるようになっていました。色とりどりの砂を器に重ねていく作業に、子どもたちはもちろん、大人たちも夢中でした。
そのすぐ近くには、射的コーナー!大人も子どもも大盛り上がりで遊びます。お店の方も「ガンバレ~」「もう少し手のばしたら?」と応援してくれて、楽しそうな笑い声を朝市中に響かせていました。
また、朝市でおなじみの海産加工品も並び、お買い物もできます。

商店街のお店も、春の市特価でさまざまな商品を販売していて、いつもよりお得にお買い物ができるのも嬉しいポイント。

また、道沿いには焼き鳥お好み焼きの屋台も並び、炭火の香ばしい匂いが漂います。いたるところにテーブルと椅子が設置されていて、買ったものをその場でのんびりと味わえるのも、春の市ならでは。海から吹くやわらかな風に吹かれながら、ご飯を食べたりおしゃべりしたりする様子は、なんとも島らしくて、心がゆるむ風景でした。

都会のイベントのような慌ただしさはなく、島ならではのゆったりと流れる時間の中で、食べたり、話したり、笑ったり。そんな贅沢な春の一日を、たっぷり満喫できました。
地元の人も観光客も一緒になって楽しむ——そんな温かな盛り上がりを感じられるひとときでした。
 

芦辺市

4/27に開催された芦辺市にも行ってきました。

移住者も多い芦辺浦では、地元の人と移住者が自然に入り混じりながら春の市を楽しんでいる姿がとても印象的でした。
バザーカフェアフリカンミュージックのライブ、アクセサリーショップ飲食店など、バラエティ豊かなブースが軒を連ね、歩くだけでワクワク。会場には屋台が集まるフードスペースもあり、食べ物を片手に、のんびり休憩している人たちの姿があちこちに見られました。
商品券を手にした子どもたちは、嬉しそうに買い物をしたり、射的ヨーヨー釣りに夢中になったり。
地元の飲食店も参加していて、いつも行っているお店の特別メニューがまた絶品!いつもの味とはちょっと違う“春の市限定メニュー”を楽しめるのも醍醐味です。
また、会場の一角では、芦辺のお祭り「ちんちりがんがん」の写真展示も。鮮やかな祭りの様子からは、この町が持つあたたかく、賑やかな空気が伝わってきて、なんだか胸がじんわりしました。

そして、地味に(?)盛り上がっていたのがサイコロチャレンジ!100円で挑戦できて、損なし!という太っ腹な企画に、大人も子どもも思わず笑顔に。
春の市ならではの、にぎやかであたたかな一日を満喫できました。

どちらの市も、ただ買い物を楽しむだけでなく、人と人とのつながりや、島のあたたかさにふれる時間となりました。朝の清々しい空気の中、ゆっくりと市を歩くひとときは、まさに「島時間」。季節を感じながら過ごせる、特別な体験だと思います。

まだまだ続く春の市🌷🌿

「かつもと市」と「芦辺市」でたっぷりと島のにぎわいを楽しんできましたが、春の市はまだ終わっていません。これからの開催予定はこちら!

📍石田市
日時:4月29日(火・祝)9:00〜14:00
場所:マリンパル駐車場

石田市は、海辺の心地よいロケーションで開かれる春の市。地元の新鮮な海産物はもちろん、ちょっとしたライブや子ども向けの企画が行われる年もあり、家族でのお出かけにぴったり。祝日ということもあり、多くの来場が見込まれますので、早めの時間帯がねらい目⁉

📍郷ノ浦八日市
日時:5月11日(日)8:00〜17:00
場所:郷ノ浦町本町周辺

300年以上の歴史をもつ「郷ノ浦八日市」は、春の市のフィナーレにふさわしい大規模イベント。郷ノ浦の中心街が歩行者天国になり、所狭しと並ぶ露店、そして人・人・人!昔ながらの商店街の空気と、島の賑わいがぎゅっと詰まった一日です。母の日でもあるこの日は、カーネーションを買い求める人の姿も多く、ちょっとした贈り物を探すのにもぴったりです。

どちらの市も、地元ならではの温かい雰囲気の中で、壱岐の食や人の魅力にふれることができる貴重な機会です。どこか懐かしくて、どこまでもあたたかい―― そんな島の春が、あなたを待っています。
島の空の下、ふらりと島の市へ出かけてみませんか?きっと、心に残るあたたかな時間が待っていますよ🌸

 

詳細情報は壱岐市商工会(0920-47-6001)にお問い合わせください。
 

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