地元ライター発信!壱岐旅ブログ
とにかく野菜が濃くて美味しい!壱岐の食材をたっぷり使った、ヘルシーな家飲みレシピ
『自給自足出来る島』と言われるくらい、壱岐は食材の宝庫です。直売所の他に、スーパーでも壱岐産品を扱っているので、いつでも新鮮な壱岐の食材を買うことができます。
肉・魚・米・野菜・卵・果物・加工品など、さまざま特産品の中で私がオススメしたいのは、壱岐の旬の野菜です。移住前は値段とにらめっこしながら「なるべく新鮮な野菜を...」と選んでいましたが、壱岐は野菜が安く、色も味も濃くてとても新鮮なので、「美味しそう!」と思ったものを気軽に手に取れます。
今回は、そんな安くて味が濃い壱岐の野菜を主役にした、壱岐焼酎に合う家飲みレシピを紹介します。
掲載日:2023年02月02日
ライター:高田のぞみ
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実りの島、壱岐
「今日はどこのお店に寄って、何をつまみに飲もうかなぁ」
移住前はそんなことを考えながら電車に揺られていましたが、壱岐島で暮らし始めてからは、もっぱら家飲みばかりです。
都市部と比べてお店の数が少ないのもありますが、今は主な移動手段が車になったので、帰りのことを考えると外に飲みに行くのはちょっと気が重くなってしまいます。そして私の住んでいる場所は、徒歩圏内の飲み屋さんがほとんど無い、ということで家飲みが捗っています。
壱岐の直売所は新鮮で旬な食材が豊富なので、「何にしようかな?今の時期は何があるかな?」と考えるのが楽しいです。魚はもちろん美味しいのですが、私が何より驚いたのは壱岐の野菜の鮮度と美味しさです。
東京時代、葉物野菜を買っても2日3日もすればシオシオになっていた気がするのですが、壱岐の野菜は1週間くらいは余裕な印象です。しかも、色や味が濃くて美味しいんです。はじめはその味の強さにびっくりしたのですが、今ではこのしっかりとした野菜の味にすっかりハマっています。
では、直売所やスーパーで手に入る壱岐の食材を主役にした、野菜たっぷりのおつまみを作っていきます。
壱岐産野菜が主役のおつまみ作り
今回買った壱岐の食材は、こちら。
「わさび菜・ママなかせ・人参・めかぶ・壱岐納豆・じゃかいも・レモン・ブロッコリー・芽キャベツ・パクチー」
今日作ろうと思っているのは、以下の5品。野菜を主役にしたいので、ささっと作れる簡単なおつまみにしたいと思います。
1品目「わさび菜と水菜の柚子胡椒おひたし」
2品目「冷奴の壱岐納豆とめかぶかけ」
3品目「壱岐野菜のにんにく味噌」
4品目「芽キャベツの素焼き」
5品目「豚ロースのエスニック風」
「わさび菜と水菜の柚子胡椒おひたし」
わさび菜は大人になるまで知らなかったのですが、ピリッとした辛味が癖になる葉物野菜で、好きな野菜です。フリフリした見た目が可愛いので、サラダにしたり彩りに使ったりしています
この柚子胡椒も、実は壱岐の特産品。壱岐は柚子の生産が盛んで、「ゆべし(柚子の皮を醤油や砂糖、唐辛子で煮込んだもの)」という郷土料理もあります。緑と黄色があり、黄色の方が辛味が強いと聞きました。柚子胡椒はお刺身や鍋物以外にも、調味料として使えるので、必ず置いています。
「冷奴の壱岐納豆とめかぶかけ」
これはただ混ぜるだけです(笑)
壱岐納豆は大粒の納豆で、豆の味をしっかりと味わうことが出来ます。パッケージのイルカが可愛いですよね。
納豆とめかぶの2つを混ぜたらすごい粘り気。ネバネバ好きにはたまらないと思います。壱岐には壱州豆腐という、縄で縛っても崩れないほどしっかりとした豆腐がありますが、今回は滑らかな豆腐が食べたかったので、絹ごし豆腐を選びました。
「壱岐産野菜のにんにく味噌」
この「にんにくオリーブ」が気になったので、シンプルに野菜をディップして食べようと思います。
ジャガイモとブロッコリーは電子レンジで蒸し焼きにして、葉付きの小さい人参は「柔らかいので生でも」と書いてあったのでそのまま生で食べることにしました。
「ママなかせ」というとても甘いミディトマトは、ディップでもそのままでも良いかなと思ったので、別皿にしてみました。「ママなかせ」の名前の由来は、「あまりに甘くて美味しいので、『子供がもっと食べたい!』と駄々をこねて、お母さんを困らせた」ことからきています。100%ジュースもあるのですが、これがまた甘くて濃くてとても美味しい。トマトジュースの概念が変わりました。
「芽キャベツの素焼き」
シンプルに焼くだけ。
野菜そのものが美味しいと、シンプルな調理でも美味しいんですよね。
しかも、これだけ入ってて120円。芽キャベツは高いって印象があったので驚いて即買い。ほどよい苦味と食感が好きなので、これだけたくさん食べれるのは幸せです。
「豚ロースのエスニック風」
メイン料理は、豚ロースをエスニック風に。パクチーを見かけた時から「よし、メインはエスニックにしよう」と決めてました。
玉ねぎのみじん切りを入れた生姜焼きの味付けをベースに、ナンプラーをたっぷりと入れました。たっぷりのパクチーをトッピングし、壱岐産のレモンも添えて、さっぱりと味の変化をつけれるようにしました。レモンは3つ入って100円と、信じられない安さでした。国産のレモンや柑橘系ををこの値段で買えるので、生搾り系のサワーにもよく使っています。
壱岐焼酎とおつまみで乾杯!
今回合わせるお酒は、壱岐で造られる麦焼酎「壱岐焼酎」。その中から「壱岐の島 かめ貯蔵 25度」と「海鴉」を選んでみました。
壱岐は麦焼酎発祥の地で、島内には7つの蔵があり、さまざまな味わいの焼酎を作っています。実は麦焼酎が苦手な私でしたが、壱岐焼酎は美味しく飲めました。7蔵合わせて120商品あるそうなので、きっと皆さんもお気に入りが見つかると思います。
「壱岐の島 かめ貯蔵 25度」は壱岐島限定、「海鴉」は長崎県限定の商品なので、ぜひ壱岐に来た時には飲んでみてください。
焼酎はソーダ割りが好きなので、「壱岐の島 かめ貯蔵 25度」「海鴉」共にソーダ割りにしました。
野菜がメインのおつまみですが、焼酎に合うんです。甘みや旨み、苦味がしっかりあるので、シンプルな調理でも十分肴になります。今回の発見は、エスニックの味付け(ナンプラーとパクチー)が、スッキリ系の壱岐焼酎にとても合うということでした。癖の無い蒸留酒はエスニック料理に合うので、さらっとした口当たりの壱岐焼酎の銘柄は、エスニック料理の味と香りをスッキリと流してくれるので相性が良いと思いました。
「実りの島、壱岐」と言うくらい、壱岐は食材の宝庫です。今回紹介した他にも美味しいものがたくさんあるので、みなさんもぜひ壱岐の食と壱岐のお酒を楽しんでみてくださいね。