一支国シーカヤック体験で、弥生時代へタイムスリップ!!

一支国シーカヤック体験の集合場所は青嶋公園の駐車場です。
駐車場の奥にあるコンテナの前にインストラクターの鵜瀬さん（以降鵜瀬さん）がいます。

服装は濡れても良い服と靴、夏場は水着でもOK!!
内海湾は基本的に穏やかですが、シーカヤックに乗り込む際に足元に水がかかったり、オールを漕ぐ際に手首から水が入ったりすることもあります。

※持ち物はコンテナに預けることも可能です。防水バックやスマートフォン防水ケースなどのレンタルもあり。（各100円）

まずはじめに、鵜瀬さんによる一支国の歴史について説明があります。
古代より中国大陸や朝鮮半島と日本本土を結ぶ懸け橋として重要役割を担った「海上弥生都市」として注目される原の辻遺跡について、魏志倭人伝を一部抜粋したものを用いて話してくれます。鵜瀬さん曰く、「先に一支国博物館へ行き、ダイナミックな映像で弥生時代の交易の様子を紹介したビューシアターを見学してから来るのがオススメ。当時の様子がよりリアルに想像できる」そうです。
現在でも内海湾からは弥生時代の土器が発掘されることもあるとのこと。

「いよいよ体験スタート!!」の前に、ライフジャケットを着用後カヤックのサイズ調整、そして２，３分間オールを漕ぐ練習をします。
カヤックは１人乗りと２人乗りがあり、ご希望があればインストラクターとのペアも可能で体力に自信がない方にはオススメです。

湾内にはアマモが生育しており、カブトガニのような珍しい生物に出会うこともあるそうです。
海上へシーカヤックを運びいざ内海湾へ！

この日は、波も穏やかでシーカヤック日和。
曇りがちでしたが、ほんのりと霧がかっており内海湾の幻想的な雰囲気にピッタリでした。

一支国シーカヤック体験は満潮の時間帯のみで、風が強い日は体験が出来ません。
「風が強い中、無理にカヤックを出しても、本来の内海湾の良さが伝わらない」と鵜瀬さん。
もし体験がキャンセルになった場合は、また壱岐島に来る理由が出来たと思っていただければありがたいです。
 

最初はぎこちなかったオール捌きも５分ほどで慣れ、スーイスーイとオールを漕ぎながら穏やかな内海湾を進みます。
まず最初に目指すのは、パワースポット「小島神社」の鳥居。
小島神社は干潮時の前後、数時間だけ海から参道が現れ歩いて参拝することが出来る神社として人気です。
華麗なオール捌きで鳥居をくぐり抜ける鵜瀬さんの後に続き、鳥居の前で一礼し「カヤックで鳥居をくぐる」というおそらく人生最初で最後の体験!？
その様子をすかさず鵜瀬さんがスマホで撮影してくれました。

弥生時代、古代船に乗った人々は内海湾で小さな船に乗り換え、幡鉾川を通って「一支国」の王都・原の辻を目指しました。

幡鉾川では野鳥の声とオールを漕ぐ音だけしか聞こえない、自分たち以外に誰もいない世界が広がります。
カヤックの上でダラ～っと背もたれに寄りかかり目を閉じて、しばし休憩。
深く呼吸をし体中の力が抜けて、心の底から癒やされます。

鵜瀬さんは野鳥にも詳しく「今のはミサゴの声!!」「あそこにいるよ」と教えてくれ、バードウォッチングも楽しめます。

体験もいよいよ終盤、今度は小島神社の後ろ側を通って青嶋公園へ戻ります。
途中、牡蠣の養殖施設の横を通ったり小さな島の名前を教わったりしながらあっという間に到着。

水面から地上に戻った時のフワフワした感じが、まるで弥生時代から現代へ戻ってきたかのような不思議な感覚！
ほとんど風がなかったこともあり、衣類もほとんど濡れていませんでした。

内海湾でのシーカヤックはもちろんのこと、パワースポット小島神社への参拝、幡鉾川でのバードウォッチングなどここでしか出来ない体験が盛り込まれた大満足の２時間でした。

オールを漕いだ程よい疲労感が心地よくもあり程よくお腹もすいて、この後の食事もより一層美味しくいただけること間違いなし!!

ちなみに鵜瀬さんは観光スポットや飲食店のおすすめなど、地元ならではの情報もたくさんお持ちなので体験中に旅の情報収集も出来ますよ。

小学生から体験が可能で、2名さまからのお申し込みになります。
料金はお１人さま７，０００円（中学生以上）、３，０００円（小学生）
※保険料・レンタル料含む
親子やカップルでもお楽しみいただけます。

【一支国シーカヤック体験】
お問合せ・お申込み：一般社団法人壱岐市観光連盟
電話番号：0920-47-3700